慢性胃炎


慢性胃炎
慢性胃炎とは
慢性胃炎とは、胃の粘膜に長期間にわたって炎症が続く状態を指します。一時的な炎症である「急性胃炎」とは異なり、慢性的に症状が出たり、無症状のまま進行することもあります。
こんな症状ありませんか?
- 胃もたれ
- 食欲不振
- 吐き気や嘔吐
- 空腹時の胃の不快感
- げっぷがよく出る
- お腹が張る(膨満感)
- 胸やけ
原因
ピロリ菌感染
最も一般的な原因で、日本でも多くの中高年が感染しています。
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の長期使用
ロキソニンなどの痛み止めが胃の粘膜を荒らすことがあります。
過度の飲酒・喫煙・ストレス
胃の防御機能を弱め、慢性炎症を引き起こすことがあります。
自己免疫性胃炎
自己免疫反応により胃の細胞が攻撃されます。悪性貧血や胃がんのリスクがあります。
治療
慢性胃炎の治療方法は、「原因に応じた治療」と「症状をやわらげる対症療法」が中心です。
ピロリ菌感染が原因の場合
一次除菌
抗生物質2種類 + 胃酸を抑える薬(P-CAB)です。
二次除菌(一次除菌が失敗した場合)
別の薬剤に切り替えて再除菌を行います。
除菌成功後
除菌成功後は胃の粘膜の炎症や萎縮は進みにくくなりますが、除菌成功後も年一回の定期的な内視鏡検査が必要です。
(胃がんリスクは低下しますが、リスクがなくなるわけではありません)
自己免疫性胃炎の場合
自己免疫性胃炎の根本的な治療方法はありません。
自己免疫性胃炎によってビタミンB12や鉄が欠乏している場合には、それぞれ補充が必要です。
胃がんや神経内分泌腫瘍(胃カルチノイド)のリスクが高くなり、内視鏡での定期的な検査が必要です。
生活習慣の改善(とても重要)
- タバコは胃粘膜に非常に悪影響を及ぼすため、禁煙しましょう
- 刺激物(辛いもの、カフェイン、アルコール)を避けましょう
- 暴飲暴食・深夜の食事を避け、規則正しい食事をしましょう
- 自律神経の乱れが胃の働きを悪くするためストレス管理をしましょう
- 胃腸の働きを助けるため適度な運動を心がけましょう
所在地
〒661-0014
兵庫県尼崎市上ノ島町1-33-4
上ノ島ウェルビーイングテラス1F
休診日
月曜日・日曜日・祝日
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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9:00〜12:00 | ― | ● | ● | ● | ● | ● |
13:00〜15:00 (検査) |
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15:00〜17:30 | ― | ● | ● | ● | ● | ● |
【休診日】月曜日・日曜日・祝日